営業PDCAで成約率を上げる|「営業、PDCA、コンサルします」で最短改善する実務設計
1)「見込みの質」がバラバラ(入口の詰まり)
成約率が低い人ほど、実は“商談にしてはいけない相手”に時間を使っています。
つまり、成約率の問題に見えて、母数(リード)の問題です。
- 予算がない
- 決裁者が出てこない
- そもそも今すぐ困っていない
この状態で話術を磨いても、改善幅は小さいです。
2)「価値」が相手の言葉になっていない(中盤の詰まり)
提案が刺さらないのは、商品の説明が悪いのではなく、相手の課題が“相手の言葉”で定義できていないからです。
「つまり何が痛いのか」「放置するとどうなるのか」が言語化できないと、決裁理由が弱くなります。
3)「最後の一押し」が運任せ(終盤の詰まり)
クロージングが弱い人は、押しが弱いのではなく、合意形成の設計がないことが多いです。
決裁者・稟議・比較検討・導入時期…この地雷を放置したまま「お願いします」になっています。
水平思考の解決策:PDCAを“商談の工程別”に分解する
PDCAは「毎月ふり返る」では遅いです。商談の工程ごとに、観測→修正します。
P(Plan):まず“成約率”を分解する
成約率=
①アポ化率 × ②初回→提案率 × ③提案→成約率
ここが曖昧だと、改善が当てずっぽうになります。
まずは直近20件を、失注理由で分類してください。
- 価格(高い)
- 機能(足りない)
- 優先度(今じゃない)
- 信頼(不安)
- 稟議(通らない)
- 比較(他社に負けた)
分類できた瞬間から、改善が「気合」ではなく「設計」になります。
D(Do):次の商談から変える“1つだけの行動”
おすすめはこれです。
「提案前に、相手の“決裁条件”を聞き切る」
使える質問はシンプルでOKです。
- 「今回、決めるとしたら“何が揃ったらGO”になります?」
- 「比較するなら、どこと比べます?」
- 「決裁はどなたで、稟議はどう流れます?」
- 「最短の導入タイミングはいつですか?」
これで“最後に詰まる原因”を前倒しで潰せます。
C(Check):見ないといけないのは“結果”ではなく“前兆”
多くの人が「成約/失注」しか見ません。でも改善に効くのは前兆です。
- 決裁者が出てきたか
- 課題が数字で語れたか(損失・工数・機会損失)
- 次回アクションが双方合意になったか
- 比較軸がこちら主導で作れているか
ここが揃っていれば、成約は“自然に”近づきます。
A(Act):テンプレ化して再現性にする
勝ちパターンが出たら、属人化させずにテンプレに落とします。
- ヒアリングの型(質問10個)
- 提案書の型(結論→根拠→導入手順→費用→次アクション)
- 失注理由別の切り返し(価格/優先度/稟議など)
この整備ができると、営業は急に強くなります。
すぐ使える“成約率が上がるクロージングの一言”
押す言葉ではなく、合意を整理する言葉が効きます。
「今日ここまでの整理だと、導入すると◯◯が改善して、懸念は△△。
では次は“決裁条件が揃った状態”に進めたいので、◯日までに□□だけ確認してもらっていいですか?」
これが言えると、相手は「検討」ではなく「前進」を選びやすくなります。
営業PDCAを“仕組み化”したいなら
もし今、
「頑張ってるのに成約率が上がらない」
「失注理由が毎回あいまい」
「個人技から抜け出したい」
このどれかが当てはまるなら、PDCAの設計を変えるだけで数字は動きます。
営業、PDCA、コンサルします——という立場で言うなら、改善の最短ルートは「商談の工程別に、観測ポイントを固定すること」です。
気合ではなく、設計で勝ちましょう。