営業で売上向上を実現する「営業コンサルします」|明日から使える営業テクニック7選
営業で売上向上を実現する「営業コンサルします」|明日から使える営業テクニック7選
「営業、コンサルします」と言っても、相手が本当に欲しいのは“気合”ではなく売上向上につながる再現性です。
トップ営業が強いのは才能よりも、商談を設計し、数字が上がる行動を積み重ねているから。この記事では、現場でそのまま使える営業テクニックを7つ、具体例つきで整理します。
1)売上向上の前に「勝てる客」を決める
売上が伸びない原因の多くは、営業力不足ではなくターゲットが広すぎること。
まず「誰に」「何を」「どんな状態で」売ると決まりやすいかを明確にします。
例:
- ×「中小企業向けに幅広く」
- ○「従業員20〜50人で、営業が属人化していて、紹介が減っている会社」
“勝ちやすい客”に絞るだけで、成約率も単価も上がります。
2)初回商談のゴールは「次回の約束」にする
初回から売り切ろうとすると、相手は警戒して検討止まりになります。
初回のゴールは、**次回の合意(次アクション)**に固定します。
使える一言:
「今日のゴールは“判断材料を揃えること”にしませんか。次回までに○○を整理して、決めやすくします。」
これだけで商談が前に進みます。
3)ヒアリングは「問題→影響→理想→障害」の順で聞く
雑談っぽいヒアリングは、提案が薄くなり売上向上につながりません。
質問の順番を固定すると強いです。
- 問題:今どこが一番困っているか
- 影響:それで何が失われているか(時間・コスト・機会)
- 理想:どうなれば最高か
- 障害:それを邪魔しているものは何か
例:
「その作業、月に何時間くらい取られてます?」
→ 相手が“損失”を自分の言葉で語り始めると、購入理由が固まります。
4)提案は「全部盛り」じゃなく“1点突破”にする
提案資料に機能を詰め込むほど、相手は決められません。
売れる提案は、相手の課題に対して一番効く一点を強く押します。
例:
「今の課題が“見込み客の取りこぼし”なら、まずは追客の仕組みだけ整えます。ここが直ると売上が伸びます。」
相手がイメージできる提案ほど、売上向上に直結します。
5)価格の反論は「高い」を分解する
「高いです」は本音ではなく、だいたいこの3つです。
- 優先順位が低い
- 効果が想像できない
- 決裁者に説明できない
使える切り返し:
「“高い”の中身って、どれに近いですか?優先順位、効果の確信、社内説明のどれが一番ネックですか?」
分解できると、打ち手が見えます。
6)クロージングは“Yes/No”ではなく「A/B」にする
「どうしますか?」は相手に負担が大きい。
決めやすい形に変えます。
例:
「導入はAの小さく始めるプランか、Bの最短で成果を出すプラン、どちらが社内で通しやすいですか?」
相手は“選ぶ”だけになるので、前進します。
7)売上向上は「商談後フォロー」で決まる
成約が取れない人ほど、商談後フォローが弱いです。
メール一通も「要点+次アクション」だけで勝てます。
テンプレ例:
- 本日の合意:○○
- 判断の論点:○○
- 次回までに:こちら→○○/御社→○○
- 次回候補日:○○
これだけで失注が減り、売上向上が安定します。
実績が出る営業コンサルは「型」を作って数字を変える
営業はセンスではなく、型で強くなります。
営業テクニックを“個人芸”のままにせず、質問・提案・反論処理・クロージングをテンプレ化すると、組織の平均点が上がり、結果として売上向上が起きます。
まとめ:営業コンサルします=現場で使える型を渡すこと
売上向上の近道は、根性ではなく設計です。
ターゲットを絞り、初回のゴールを次回合意に固定し、ヒアリングと提案を型にする。最後はA/Bのクロージングとフォローで詰める。
「営業コンサルします」と言うなら、ここまでを一気通貫で整えること。
この7つを実装するだけで、商談の空気と数字は変わります。