【営業テクニック】売上向上を最短で実現する7つの型|明日から使える具体例つき

 

【営業テクニック】売上向上を最短で実現する7つの型|明日から使える具体例つき

 

 

「営業の売上向上」と聞くと、根性・気合・訪問件数…みたいな話になりがちですが、実際は“型”で伸びます。しかも型は、才能より再現性が高い。ここでは現場で使える営業テクニックを、具体例つきで7つに絞って解説します。BtoBでもBtoCでも応用可能です。

 

 

 

 

1)売れない原因を「提案」じゃなく「前段」で潰す(失注の8割は序盤で決まる)

 

 

売れない営業は、商品説明が長い。売れる営業は、最初に「論点」を合わせます。

たとえば商談の冒頭でこう聞きます。

 

「今日のゴールって、A案とB案のどっちが御社に合うかを判断できる状態でOKですか?」

 

ゴール設定を先に置くと、相手の脳内が“検討モード”に切り替わり、話が前に進みます。ここができるだけで成約率は変わります。

 

 

 

 

2)「現状→理想→差分→障害」を3分で言語化する(提案が刺さる構造)

 

 

売上向上には“刺さる提案”が必要ですが、刺さる提案は構造が同じです。

 

  • 現状:今どうなっているか
  • 理想:どうなりたいか
  • 差分:何が足りないか
  • 障害:なぜ埋まってないか

 

 

例(SaaS提案)

「現状、問い合わせ対応が属人化して返信が遅れがち(現状)。本当は当日中に一次返信して取りこぼしを減らしたい(理想)。差分は“可視化とテンプレ化”です(差分)。障害は担当者の負担と引き継ぎの難しさ(障害)。なので、対応フローを自動化して標準化しましょう。」

 

相手は「それ、うちの話だ」と感じた瞬間に前のめりになります。

 

 

 

 

3)提案は「3択」にする(人はYES/NOより選べると決めやすい)

 

 

営業はYESをもらう仕事ではなく、“選びやすくする”仕事です。

おすすめは松・竹・梅の3択。

 

  • 松:理想のフルセット
  • 竹:必要十分
  • 梅:最小導入

 

 

「Aは全部入りで最短、Bはコスト抑えて効果は十分、Cはまず一部から試せます。どれが現実的ですか?」

 

断られにくくなり、検討が具体化します。

 

 

 

 

4)クロージングは“押す”より“合意を積む”(小さなYESの連続)

 

 

いきなり契約の話をすると重くなります。代わりに、途中で合意を取ります。

 

合意の例

「ここまでの整理、違和感ないですか?」

「優先順位はこの順で合ってます?」

「この条件なら進められそうですか?」

 

こうして小さなYESを積むと、最後の意思決定が“自然な流れ”になります。

 

 

 

 

5)価格の壁は「比較軸」で超える(高い/安いではなく、損か得か)

 

 

価格は金額で説明すると負けます。比較の軸を先に作ります。

 

「月20万高いかどうかって、結局“取りこぼし”が月何件減るかで決まります。今の失注が月10件なら、2件減るだけで回収できますよね。」

 

相手の頭の中が「支出」から「投資」に切り替わります。

 

 

 

 

6)紹介が生まれる営業は「売った後」に仕掛けがある(売上向上の最短ルート)

 

 

売上を一気に伸ばすなら、新規開拓だけで戦うのは非効率。紹介が強いです。

仕掛けはシンプルで、納品後にこの2つをやるだけ。

 

  • 成果を言語化して共有(「導入前→導入後」)
  • 紹介先の条件を具体化(業界・規模・課題)

 

 

「同じように“返信の遅さ”で困ってる会社、1社だけ思い当たりませんか?」

 

紹介依頼は“お願い”ではなく“条件整理”です。

 

 

 

 

7)営業は結局「ヒアリング力」ではなく「要約力」が勝つ

 

 

相手の話を聞けても、要約できないと進みません。

要約ができる営業は信頼され、売上向上につながります。

 

例(要約の型)

「つまり、①○○がボトルネックで、②今月中に改善したい、③決裁は部長と社長、この理解で合ってますか?」

 

この一言で「この人わかってる」が取れます。

 

 

 

 

まとめ:売上向上は“センス”ではなく“型”で再現できる

 

 

今回の営業テクニックは、全部「その場で使える型」です。

特に効果が出やすい順で言うと、ゴール設定→3択提案→合意を積むの3つが鉄板。まずここから変えてください。営業は、努力量より“設計”で勝てます。