【保存版】値下げせずに“決まる”営業へ——クロージングを科学する

【保存版】値下げせずに“決まる”営業へ——クロージングを科学する〈無料セミナー案内あり〉

 

結論:クロージングは「押す技術」ではなく「意思決定を設計する仕事」です。私は15年の営業/AIコンサルとして中小企業から上場企業まで200社超を支援してきましたが、成約率が伸びない現場ほど“説明”は多く“設計”が足りません。この記事では、現場で再現性の高かった型を水平思考で分解し、最後に無料のクロージングセミナーをご案内します。

 

 

なぜクロージングは失敗するのか

 

 

多くの営業は「価格→納期→契約書」という直線で詰めに行きます。しかし意思決定は、①問題の確定、②価値の翻訳、③リスク管理、④実行の見通し――の4点が曖昧だと止まります。つまり“押しの弱さ”ではなく“設計の欠落”がボトルネック。ここを埋めると、値引き提案なしでも受注は伸びます。

 

 

水平思考で前提をひっくり返す

 

 

  • 「いま契約しないほうが得なケース」を先に提示する
    例)「繁忙期は導入負担が増えます。最短で成果を出すなら今月の小規模導入が合理的です」
    →売り手都合の圧力ではなく、顧客の損失回避に寄り添う設計。
  • 「比較対象」を価格から“損失時間”へ移す
    例)現状維持の機会損失(見込み粗利−ムダ工数×人件費)を数式で可視化。

 

 

 

7ステップ・クロージング設計図

 

 

①仮説準備:決裁構造・評価指標(KGI/KPI)・失敗条件を事前に仮説化。

②一次情報化:事実と解釈を分けて聞く(「それは事実ですか、社内の印象ですか?」)。

③価値の翻訳:ROI=増収+減費−導入費−学習コストをその場で試算。

④合意の小分け:合意メモ(導入目的・測定指標・期日)を共有し、相違を除去。

⑤意思決定デザイン:二者択一(A:標準、B:スモールスタート)、撤退条件、次回判定日を先に設計。

⑥反論処理:予算/競合/リスク/工数に対し、「事実→選択肢→影響→提案」の順で回答。

⑦クロージングワード:

 ・推定承諾「では、A案で進める前提で工程表を本日17時に共有してもよいですか?」

 ・二者択一「標準導入とスモールスタート、どちらが意思決定のスピードに合いますか?」

 ・条件明示「NDA締結とトライアル開始の2点が許可されれば、来週から成果測定に入れます。」

 

 

実例(支援先の成果)

 

 

BtoB SaaS企業:提案後の「次回アポ確定率」をKPIに設定し、上記⑦ワードを徹底。3か月で

・受注率 18% → 36%

・平均単価 +12%(値引き依存から脱却)

・決裁者同席率 42% → 71%(商談2回短縮)

特別な才能ではなく、設計と運用の結果です。

 

 

セールス台本(抜粋)

 

 

1)要約リード:「今日の論点は“離脱している見込みの回収”でした。数値で言うと〇〇件/月です。」

2)価値翻訳:「無料トライアル14日でCVRを▲▲%改善できれば、粗利換算で◇◇万円です。」

3)意思決定デザイン:「失敗条件は2つ。①社内権限が未確定、②検証データが不足。これを私たちが補います。」

4)クロージング:「では失敗条件を潰すため、NDA→データ連携→14日検証の順で、今日ここで合意しますか?」

 

 

よくある落とし穴

 

 

  • 「ご検討ください」で終わる(次の合意がない)
  • 決裁者不在のまま詳細提案(美しい資料が“遅延装置”になる)
  • 価格から会話を始める(価値翻訳がないまま単価議論に突入)

 

 

 

計測すべきKPI

 

 

・次回アポ確定率 ・決裁者同席率 ・合意メモ送付率

・反論→回答→代替案の提示完了率 ・導入前ROI試算実施率

これらは「営業の筋トレ回数」。増えれば、クロージングは必ず強くなります。

 

 

無料セミナーのご案内

 

 

テーマ:営業クロージング設計セミナー(オンライン・60分・無料)

内容:7ステップの詳説/台本テンプレ配布/ロープレ&個別フィードバック

対象:値引きに頼らず成約率を上げたい営業チーム・個人

特典:①合意メモ雛形 ②ROI即算シート ③反論処理のQA集

参加方法:プロフィール(またはコメント欄)から「無料セミナー希望」とお知らせください。

 

――クロージングは度胸ではなく、設計と検証です。今日から“押す営業”を卒業し、“決まる営業”へ。無料セミナーで、現場にそのまま持ち込める型を持ち帰ってください。