【保存版】営業の「クロージング」を劇的に伸ばすセミナー設計と実践テンプレ
【保存版】営業の「クロージング」を劇的に伸ばすセミナー設計と実践テンプレ
「いい提案なのに最後で決まらない…」——その壁はクロージングの技術と設計で越えられます。本稿は、現場で即使える営業×クロージング×セミナーの型を、水平思考で分解しながら提示します。単なる話法集ではなく、行動科学・SPIN・意思決定の心理を組み合わせた“勝てる型”です。
セミナーの到達目標を逆算する(設計)
- 行動目標:受講翌週までに「自社用クロージング台本」を1本完成。
- 数値目標:30日で成約率+5ptまたはリードタイム−20%。
- 評価指標:①同席者の観察スコア、②録音の自己採点、③商談ログのステージ推移。
→目的は「わかった」を捨て、「できた」を量産すること。セミナー自体を営業プロセスの一部として設計します。
コンテンツ構成(90分セミナーの例)
- 導入(10分):失注理由の可視化。価格・機能ではなく「決断不全」が主因であるケースを事例で提示。
- 理論(20分):
- SPIN(Situation/Problem/Implication/Need-Payoff)のP→I→Nを“価値の再定義”として扱う。
- 行動経済学:損失回避、選択肢過多による決断停止、アンカリングをクロージング設計に転用。
- 型(20分):3ステップで決め切る
- 合意の地ならし:小さなYesの連続(推定承諾)。
- 二者択一:購入/不購入ではなく開始時期orプランの選択を提示。
- リスク中和:返金条件・試用・段階導入で心理コストを削る。
- デモ&ロープレ(30分):実案件の台本化→録音→即時フィードバック。
- アクション(10分):KPI設定と翌週の実験計画(A/B台本)。
現場で刺さる「クロージング台本」ひな形(60秒)
「本日の要点は“〇〇の工数30%削減”でした。ここまで齟齬ないでしょうか?(Yes)
では初月は基本プランで運用し、来月レビュー後に拡張か、今月から拡張プランで一気に移行、どちらが良いでしょう?
初月は途中解約OK・費用は日割です。リスクは私どもが負います。
決裁手続きは御社様式で私が下書きします。稼働開始日は15日 or 1日のどちらに合わせますか?」
ポイント:
- “買う/買わない”の二分法を避け、「いつ・どの幅で始めるか」を選ばせる。
- 先に**安全網(返金・段階導入)**を提示して損失回避を無力化。
- クロージングは“最後の一言”ではなく、冒頭からの設計で9割が決まります。
失注を返済する“反省フォーマット”
- 仮説:なぜ相手は決められなかったのか(情報不足/リスク過大/権限不一致)。
- 証拠:相手の発話ログから該当箇所を抜粋。
- 修正:次回はどの質問・どの証跡で上書きするか。
このPDCAではなく“IOIF”(Input→Output→Impact→Feedback)的なループで、台本のインパクトを必ず検証します。
ケーススタディ(再現可能なプロセス例)
- 背景:SaaS企業(BtoB、商談周期60日)。
- 施策:セミナーで台本化→二者択一・試用化・決裁支援の3点を標準装備。
- 結果イメージ:90日で成約率12%→22%、平均リードタイム60日→46日。
※あくまでプロセスを踏めば狙える水準の目安です。個社条件に依存します。
よくある“惜しい営業”と修正案
- 価格で詰める:→導入後の業務指標(例:工数・CVR)で比較軸を作る。
- 決裁者不在:→中盤で承認プロセスの分解質問を必須化。
- 資料を送り続ける:→資料はYes後の安心材料。前段は意思決定の設計。
受講後30日の運用チェックリスト
- 台本A/Bを10商談で検証
- 反論トップ3の前置き潰し文を用意(価格・社内稟議・リソース)
- 失注理由を決断不全/価値不一致/時期未成熟で分類
- 成約商談の録音共有会を週1回
まとめ|営業クロージングは“話法”より“設計”
強い営業は、最後に口数を増やしません。最初から「決めやすい道」を敷く人です。セミナーはその“道づくり”を短時間で標準化する装置。
まずは本記事の台本を自社商談に当てはめ、二者択一+リスク中和+決裁支援の3点を今月テストしてください。数字は、動きます。
—
必要であれば、貴社の商談ログを基に台本A/Bの無償レビュー(1回)も可能です。キーワードは営業/クロージング/セミナー。成果に直結する“決め切る型”を、今日から導入しましょう。